
・近隣地域では一番早く、30年以上フィルムの自家処理現像してきた当店ですが、昨日を限りとして処理を終了しました。
デジカメが登場してからのフィルムの衰退振りは激しいものがあり、世界中のフィルムメーカーがどんどん製造をストップし、使用するユーザーもそれに合わせるように減っていった。
周りの店が自家処理を止めていく中、なんとか機械を動かし続けてきたけど、もう限界です。
昨年当たりから、一日に処理する本数が5本以下の日がほとんどになり、その内お客さんが持ち込む分は半分、残りの半分は安いフィルムを買って使用してない状態のフィルムを現像機の薬品を廻すためだけに流していた。
それでも、その処理量では半年で薬品が駄目になり、そのつど交換してきたけど、そろそろ機械の方もだいぶガタがきました。15年以上、アチコチ修理して使ってきました。でも、もう直しようがないほどにくたびれてしまいました。
それまでは聞こえなかった、機械からのいろんな異音がちょこちょこ聞こえています。何処かの部品ががたついているのか、歯車が欠けてしまったのか、さび付いたのか、目に見える以外のところから機械の泣き声が聞こえるようになりました。
修理するにしても何十万とかかります。ましてや新しい現像機を買い替えるような状況ではありません。お金を掛けても、もうフィルムでは回収できるほどの利益を生んではくれません。
幸い店から車で15分程の所にフジカラーのプロラボがあります。ここに持ち込めば現像はなんとか処理してもらえます。なのでこれからはフィルムは30分仕上げではなく、半日から翌日仕上げになります。
いつホントに壊れてしまうのかと冷や冷やしながら使っていたので、安心したというのも本音。店にとっての商材が一つ消えてしまったけど、これも時代の流れなので受け入れる。
ますます厳しくなる写真業界だけど、これからもがんばるのだ!